ヘスス・カルモナ来日公演
『THE GAME』映像特別上演+ソロパフォーマンス
ヘスス・カルモナ/Jesús Carmona

≪プロフィール≫
現在のフラメンコ界において最も重要なダンサー、振付家。幼少の頃から才能を見出され、数々の著名カンパニーで活躍。スペイン国立バレエ団ではPrimer Bilarin(第一舞踊手)として順調なキャリアを歩んでいたが、創作への意欲に駆られ退団。以降、自身のカンパニーを率いて数々のフラメンコ作品を発表。伝統に根差した正統派でありながら、その身体からあふれ出すエネルギーは、フラメンコ舞踊を新たな次元へと導いた。伝統と前衛の間を自在に行き来し、常に新しい世界を切り開いている彼を、NYタイムズ紙は「フラメンコの鬼才」と評した。フラメンコ、スペイン舞踊のどちらにも納まりきらない存在として「ダンサオール(Danzaor)」(※1) と呼ばれている。
また、近年は振付・演出の手腕も高く評価され、スペイン国立バレエ団のソロ作品や、ミュージカル『マリンチェ』の振付けも手がける。『マリンチェ』初演時は、主要キャストのアルバラード役として、俳優・ダンサーとして出演。Netflix『マリンチェ:ミュージカルの舞台裏』では彼の迫力のダンスシーンを見ることができる。
2023年末、マドリード州立スペイン舞踊団の初代芸術監督に就任。首都マドリードの公立スペイン舞踊団の立ち上げという歴史的事業に貢献する。2024年10月にスペイン舞踊作品『スペイン組曲全編』(アルベニス作曲)、フラメンコ作品『エピファニア・デ・ロ・フラメンコ』の2作品を同時上演。2024年末に惜しまれつつ退任。短い在任期間ながら、監督としての手腕は高く評価された。
◎受賞歴
2018年 ラテンUKアワード(最優秀パフォーマーおよび最優秀国際プロダクション賞)
2020年 スペイン国家舞踊賞
2021年 ブノワ賞(男性ダンサー部門)(※2)
2022年 作品『Baile de bestias』でMAX賞2部門制覇(作品部門、男性ダンサー部門)(※3)
2023年 マドリード文化賞
※1 ロシオ・モリーナが自らを「ダンサオーラ(Danzaora)」と名乗ったのが始まり。Danza(ダンス)とBailaora(女性フラメンコダンサー)を掛け合わせた造語で、「ダンサオール(Danzaor)」はその男性名詞形。この特別な呼び名はロシオ・モリーナとヘスス・カルモナ以外に使われることはほとんどない。
※2 バレエのアカデミー賞とも呼ばれ世界的に権威ある舞踊賞。過去の受賞者にはシルヴィ・ギエム、スヴェトラーナ・ザハロワ、ダニール・シムキン、マリアネラ・ヌニェス、ウラジーミル・マラーホフ、ウラジーミル・シャノーホフ等。フラメンコではフェルナンド・ロメロに次いで2人目の受賞。
※3 スペインの舞台芸術界で最も権威のある賞のひとつ。アメリカのトニー賞、フランスのモリエール賞、英国のローレンス・オリヴィエ賞に相当するとされ、スペイン国内を代表する舞台芸術賞である。
『THE GAME』とは
≪THE GAME 作品概要≫
フラメンコ作品『THE GAME』は、ヘスス・カルモナ(ダンサー、振付家)、ホセ・バレンシア(フラメンコ歌手)、フアン・レケーナ(フラメンコギタリスト、作曲家)によるコラボレーション作品。ヘスス・カルモナの作品のなかでは最も「フラメンコ」を追求した作品といえる。そして、ヘスス・カルモナがブノワ賞にノミネートされた際の作品が、この『THE GAME』であった。大人の男性3人がフラメンコを本気で遊びつくす姿は、ときにコミカルで、”苦悩”や”情念””迫害”ということばで表現されることの多いフラメンコのイメージを、鮮やかに一新する。しかし、もともとフラメンコはヒターノ(ロマ)の生活の中で育まれてきたもので、人々が集い、楽しむためのものでもあった。そんなフラメンコの楽しさを存分に味わえるのがこの作品である。複雑なストーリーや奇抜な演出もなく、ただストレートに「フラメンコ」しかないが、3人のトップスターによって繰り広げられるゲームは、その芸術性、遊び心、すべてにおいて圧倒的だ。2023年の来日公演では、熱狂のスタンディングオベーションに会場が包まれた本作品。ぜひ劇場のスクリーンでお楽しみください。
出演(映像):ヘスス・カルモナ、ホセ・バレンシア、フアン・レケーナ
収録:2023年1月 大和田さくらホール 映像撮影・編集:株式会社ビデオ
開催概要
≪プログラム≫
上演時間:約2時間(休憩あり)
・『THE GAME』映像(約75分)
・ヘスス・カルモナのソロパフォーマンス&トーク
※映像は4回とも同じ内容です
≪出演≫
ヘスス・カルモナ/Jesús Carmona
(フラメンコダンサー、振付家)
≪映像『THE GAME』出演者≫
ヘスス・カルモナ/Jesús Carmona
(フラメンコダンサー、振付家)
ホセ・バレンシア/José Valencia
(フラメンコ歌手)
フアン・レケーナ/Juan Requena
(ギタリスト、作曲家)
≪日程≫ 2日間4回公演
① 11/19(水)16:00 開演 / 15:30 開場
② 11/19(水)19:30 開演 / 19:00 開場
―――――――――――――
③ 11/20(木)14:00 開演 / 13:30 開場
④ 11/20(木)19:30 開演 / 19:00 開場
≪会場≫
杉並公会堂小ホール アクセス
(荻窪駅北口(JR中央線・総武線・東京メトロ丸ノ内線)より徒歩7分)
※お問合せは主催のDESEADOにお願いします
≪後援≫
駐日スペイン大使館
インスティトゥト・セルバンテス東京
一般社団法人 日本フラメンコ協会 ANIF
公益社団法人 スペイン舞踊振興MARUWA財団
≪主催・制作≫
DESEADO(デセアード)
e-mail: info@deseado.tokyo
Tel: 070-9043-7921
チケット
全席販売中 →こちらから

.jpg)
-730x1024.jpg)